ネット銀行を使っていると、「あれ、ATM無料回数減ってる?」なんてことが時々あります。
2026年5月、住信SBIネット銀行の「スマートプログラム」も大きくリニューアル予定です。
今回は、改定内容をわかりやすく整理しながら、「どんな人が得をして、どんな人が注意すべきか」を見ていきます。
住信SBIネット銀行の改定、何が変わる?
新しいスマートプログラムでは、ランクの判定方法と優遇内容が大きく見直されます。
主な変更点
- 預金残高+ハイブリッド預金の合計などを基準に、5段階ランクへ再構成
- 各ランクごとに、ATM無料回数・他行振込回数・デビット還元率が変動
- 新設ランク「プラチナVIP」では、ATM・振込ともに月20回無料、還元率最大2.5%
つまり、「どれだけ使っているか」でお得度が変わる仕組みになりました。
ランク別の優遇イメージ(改定後)
| ランク | 条件(目安) | ATM無料回数 | 他行振込無料回数 | デビット還元率 |
|---|---|---|---|---|
| プラチナVIP | 預金残高+利用実績が多い | 20回 | 20回 | 最大2.5% |
| VIP | 給与振込+複数サービス利用 | 10回 | 10回 | 約2.0% |
| ゴールド | 残高100万円以上+一部サービス | 5回 | 5回 | 約1.5% |
| シルバー | 給与振込・デビット利用あり | 2回 | 2回 | 約1.25% |
| ベーシック | 初期状態 | 0〜1回 | 0〜1回 | 約1.0% |
(※詳細条件は今後公式サイトで発表予定)
タイプ別に見る「影響度チェック」
A. メイン口座として使っている人
給与振込・口座振替・カード利用をまとめている人は、今回の改定でむしろ優遇アップ。
特に給与振込があるとランクが上がりやすく、振込手数料ゼロで使える回数も多くなります。
B. サブ口座・放置口座にしている人
一方、残高が少なくほぼ動かしていない場合は、無料回数が減る可能性大。
「サブで使うつもりが、気づいたら手数料がかかっていた…」ということも。
→ メインで使うか、完全にサブに割り切るか、どちらかに整理しましょう。
C. ポイントを積極的に貯めたい人
デビットカードの還元率はランク連動。
日常の支払いを集約すれば、最大2.5%還元も狙える設計です。
ただし、条件は複数あるため「使う頻度」と「維持できるランク」を確認しておくことが重要です。
よくある質問(FAQ)
Q. 改定後、今のランクはそのまま引き継がれる?
→ 基本的にはリセットに近い扱い。改定後の判定基準で再計算される見込みです。
Q. どうすれば今よりランクを維持・向上できる?
→ 「給与振込の指定」「ハイブリッド預金の利用」「カード利用」がカギ。
この3つを押さえておけば、ほとんどの人は現行と同等以上に保てます。
Q. そもそも改定の目的って?
→ 住信SBIとしては「アクティブユーザーをより優遇する」狙い。
つまり、口座を“動かしている人”が中心です。
今やっておくべき3ステップ
- 自分の現ランクを確認
→ アプリやマイページで「スマートプログラム」表示をチェック。 - 給与振込・口座振替の登録を見直す
→ 他口座からの自動入金設定でもOK。 - 使わないサービスを整理してメインを決める
→ 「楽天+SBI+PayPay」など複数持つ人は優先順位を決めましょう。
まとめ:「知らないうちに損」を防ぐには、1回見直すだけでOK
2026年の改定は、住信SBIネット銀行を「どれだけメインで使うか」でお得度が変わる仕組みです。
手数料やポイントの条件が細かくなっても、要は**「動かしている口座が強い」**。
反対に、放置している口座は静かに優遇が減ります。
5月の改定前に一度チェックして、
「自分の使い方だとどのランクに入るのか」
を把握しておくだけで、1年で数千円〜1万円分の差が出ることもあります。
知らないままより、ちょっとだけ手を動かして“得する口座”にしていきましょう。
