こんにちは、アルパカです。
「老後って年金だけで暮らせるのかな…」
「ニュースで“2000万円足りない”って聞くけど、うちもそうなの?」
50代に入ると、こんなふうに将来のお金のことが急にリアルに感じてくるものです。
私も「退職まであと◯年」と数えはじめたころ、同じように不安でモヤモヤしていました。
でも大丈夫。ちゃんと数字を見て、整理していけば不安は減らせます。
今回は、10年後の年金予測データをもとに、わが家に必要な老後資金の考え方をやさしくまとめました。
今からでも間に合う準備、始めていきましょう!
10年後の年金額って、実際どれくらい?
「年金って将来いくらもらえるんだろう?」
ここが分からないと、老後の準備もぼんやりしたままになりますよね。
男性の平均年金額(10年後予想)
月 14.7万円〜16.6万円
※厚生年金あり・就労歴平均の場合
女性の平均年金額(10年後予想)
月 10.7万円〜11.7万円
※国民年金のみの場合も含まれるため、平均は低め
夫婦なら合計「25万円前後」が目安に
共働きでそれぞれ年金を受け取る場合、月25万〜28万円程度の年金収入になる家庭が多いと予想されています。
ただし、これはあくまで平均的な数字。
会社員歴が短い人
自営業が長かった人
専業主婦期間が長い人
などは受け取れる年金も少なめです。
「老後2000万円問題」の正体はコレ!
2019年ごろから話題になった「老後2000万円問題」ですが、これは
👉 “高齢夫婦の平均モデル世帯”で、30年間生活するとこれだけ足りるという試算にすぎません。
実はこういう計算です
毎月の生活費:26万円
年金収入:月20.9万円
毎月の赤字:約5.1万円
30年の赤字:約2,000万円
これが「老後2000万円問題」の正体です。
でも「うちの場合は?」が大事
持ち家か賃貸か
車の維持費は?
旅行・趣味をどれだけ楽しむ?
退職金や貯金はどれくらい?
暮らし方は人それぞれ。
必要な老後資金も“家庭ごとに違う”のが当たり前なんです。
老後資金のカンタンな出し方【3ステップ】
「自分のケースでいくら必要か?」を考えるには、この3ステップでOK!
ステップ①:毎月の支出をざっくり見積もる
まずは老後の支出をイメージしてみましょう。
ざっくりで大丈夫です。
項目 | 月額の目安 |
---|---|
食費・日用品 | 60,000円 |
光熱費・通信費 | 30,000円 |
医療費・保険 | 20,000円 |
趣味・交際費 | 30,000円 |
旅行・臨時支出 | 20,000円 |
住宅費(固定資産税など) | 20,000円 |
合計 | 約18万円〜30万円 |
ステップ②:年金収入を引いて「赤字」を出す
夫:月16万円
妻:月11万円
→ 合計:月27万円の年金収入
支出が30万円なら、毎月3万円の赤字になりますね。
ステップ③:不足分×年数=準備したい金額
月3万円の赤字 × 25年 → 約900万円
月5万円なら → 1,500万円
退職金や個人年金などがあれば、この金額を引けばOK!
わが家のケースで試算してみた
我が家(夫婦)の想定でシミュレーションしてみました。
項目 | 金額 |
---|---|
年金収入(夫婦合計) | 月27万円 |
老後の生活費 | 月30万円 |
毎月の不足額 | 月3万円 |
必要な期間 | 25年(65歳〜90歳) |
必要資金 | 約900万円 |
💡 退職金で1,000万円以上出るなら、特別なことをしなくても十分足りますね!
まとめ|必要なのは「平均」ではなく「うちの場合」
老後資金のことを考えるとき、
「平均」や「世間の声」よりも、
まずは「自分の生活」をベースに考えることが一番大事です。
私も昔は「年金ってなんだか複雑でよくわからない…」と放置していました。
でも今は、「見てみたら案外シンプルだった」と感じています。
不安は“わからない”から生まれる。
だからこそ、「知ること」から始めてみませんか?
今日のまとめ
年金だけで暮らせるかどうかは家庭による
老後2000万円問題は“平均的なモデルケース”の話
まずは自分の収支をざっくり把握するだけでも安心感UP!
「ねんきんネット」で将来の年金額を確認するところから始めてみましょう